2007年12月30日
読んだ後、どうしても、もう一度読み返さずにはいられない本
「ハサミ男 」殊能 将之
を読みました。
年末でいろんなことで忙しいのに、最近夜遅くまで本を読むことが多いです。
人間、忙しいときは脳内でドーパミンが沢山分泌されて集中力が増すのかもしれない。
ある種のミステリー小説には読んだ後、どうしても、もう一度最初から読み返さなければならない本があります。この「ハサミ男」もそのなかの一つでした。具体的な内容はネタバレになるので一切しませんが、非常に精緻で綿密な構成のミステリーです。
この「ハサミ男 」はほとんど徹夜で一気に読んでしまった。読了したのは夜明け近くだというのに、もう一度最初から読み返したくなってしまう。(睡魔に襲われそのまま寝てしまいましたが・・・。)
ある種のミステリーとはいわゆる「叙述トリック」のことなのですが、以下はそれを使ったミステリーで、今まで読んだもので特に面白かった本です。
殺戮にいたる病
我孫子 武丸
葉桜の季節に君を想うということ
歌野 晶午
アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂 幸太郎
「叙述トリックを使ったミステリー」いうのは構造上、絶対に映画化不可能と思われるのですが、
「ハサミ男 」と「アヒルと鴨のコインロッカー」は映画化されています。見てないですけど。
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