
すっかり寒くなりましたね。柿の実がすっかり色づいてまいりました。
私はWeb用にアップする写真はなるべく色鮮やかにするように心がけています(実現できているかどうかは別として)。なぜならばWeb上ではどうもビビッドでコントラストがありシャープな写真が好まれるような気がするからです。
そこで、「色鮮やかな写真とは何か?」ということを考えます。
1.適正露出であること。
露出アンダー(暗め)やオーバー(明るめ)では色ははっきり出ない。
特にオーバーではその傾向が強い。
2.画面がシャープであること。
シャープな画面は色が引き締まって見えます。
ピント合わせや被写界深度に気を配ります。
3.コントラストのある画面であること。
明暗のコントラストだけではなく、色調の対比(補色など)があると、
色が強調されて見えます。
4.きちんとしたホワイトバランスであること。
色は本来そうであるべき色であれば引き立って見えます。
そこで、撮影時において、適正な露光を得るためにマニュアルで露光やホワイトバランスを決定します。デジタル一眼はモニターで確認できるので、何枚か撮ってみて確認するのも良いと思います。
さらにピントあわせもシビアに行います。カメラのAFはコントラストを検知してピントを合わせるしくみですので、コントラストのある被写体を選びます。同時に画面上の色彩のバランスを考えて被写体を選びフレーミング(構図を決定)します。
さらに、カメラの設定もカスタマイズメニューで輪郭強調、階調補正、カラー設定、彩度設定、色合い調整(例:Nikon)などをすべて少しづつ強めにしておくというのもひとつの手段です。
さらに後処理によって画像を調整するばあいですが、
つい、彩度のみを上げてしまい、汚い画像になりがちなので出来るだけ押さえ気味に行います。
1.RAWで撮り、現像する。
JPEGの画面上では表現できない失われた
階調をあとで復活させるため。
2.ただ単にレタッチソフトの彩度、コントラスト、シャープなどを
上げるだけでは画面が汚くなり、階調が失われ、よい結果を産みません。
3.ヒストグラムやトーンカーブはRGBごとに調整、
カラー調整は部分的に調整できる特定色域の
調整や色置き換えなどで調整する。
なお、これは必ず調整レイヤーやコピーレイヤーで行う。(例;フォトショップ)
・・・とここまでは、基本的なことであり、やってる方はやってるはずですが・・・・。
さらに踏み込んでいくと、
写真というものは適正に撮影しても、どうしても白く飛んでしまうか黒く潰れてしまう部分が出てきます。
なぜならば、肉眼に比べて写真ははるかにダイナミックレンジ(暗いところから明るいところまで再現する)が低いからです。
そこで、詳しいことは書きませんが、手動による露出コンポジットもしくは超ナチュラルな設定でHDR合成するという方法があります(当ブログ過去ログで既出)。失われた階調を復活させ、写真では表現できない色彩をひきだして表現するのです。一見分からないようにやるのが最低限のコツです。
私にとってレタッチは必要以上によく見せるためではなく、写真ではどうしても表現できない「目に見えたまま感」を出すのが最終的な狙いです。。
・・なんて、文章にするとものすごく面倒くさいですが、すべてやらなきゃいけないというわけではなく、一部分だけ実行するだけでも出来上がりに違いが出てくるとおもいます。特に撮影後の後処理については否定的な人もおられると思いますが、この考察はあくまでもWeb上で公開する写真だということを念頭においてのものです。
もちろん、最新の超高級カメラや超高級レンズで撮影するというのは考慮に入れてません。あくまでも、普通のカメラ、レンズで撮影した場合という前提です。
*恐れ入りますが、不明な用語などは検索でお調べ下さい。