2014年07月11日

プラスミックスメガネ新着情報

2010年01月31日

幸福な朝食 退屈な夕食 黄金のまどろみ。

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信濃川左岸、新潟島から見た、佐渡汽船。(新潟市)ハイダイナミックレンジイメージ *クリックで拡大

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信濃川左岸、新潟島から見た、ホテル日航新潟と朱鷺メッセ。(新潟市)ハイダイナミックレンジイメージ *クリックで拡大

久しぶりの休日。
うちの奥さんに、どこへ行こうか?と言うと、「軽井沢」。
じゃ、どこか上越のほうの高原でも・・・と私。
じゃあ、「銀山平」。遠いよ、山形だし(笑)・・・と私。

車を走らせる。「海へ行こう。」と私。
「え~~、」
「じゃ、川」。

結局、こじゃれたお店でオムライス食べて、映画を見て帰ってきました。

「アバター」はチケット完売。
ちょうどこの日は「ゴールデンスランバー」の初日。
で、そちらを見ることに。と言っても、私はこちらのほうが良かったのですが。
「ゴールデンスランバー」は「アヒルと鴨のコインロッカー」や「チームバチスタの栄光」の中村義洋監督で、堺雅人が主演の映画。他に竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとりなど豪華出演陣。
なかでも、「アヒルと鴨のコインロッカー」にも出てた、濱田 岳がすごく良かった。

「ゴールデンスランバー」は伊坂幸太郎原作のベストセラー小説の映画化で、
この小説は本屋大賞、山本周五郎賞、このミス1位など、坂幸太郎の最高傑作といわれています。

ちなみに、題名の「ゴールデンスランバー」はビートルズのアビーロードと言うアルバムの中の1曲。
Once there was a way to get back homeward ~~
作中、とても重要なキーワードになっていて、映画では斉藤和義が歌っています。

ネタバレするといけないので、感想とか詳しくは書きませんが、
この映画のテーマは人との絆や、信頼の大切さだとおもう。

全編仙台ロケのため、とてもリアル感があり、夢中になって見ました。
(伊坂作品はすべて仙台が舞台。)
物語終盤、主人公とその仲間たちの青春時代のエピソードと現在をリンクする、ある重要なシーンが
あります。小説よりも、ビジュアル化された映画と言う表現方法にぴったりのシーン。
とても、とても、感動しました。

というわけで、久しぶりの休日は終わりです。

今歩いているこの道がいつか懐かしくなればいい。その時は是非君が隣に。

2008年02月12日

男はつらいよの最高傑作は?

昨日、ドラマ「薔薇のない花屋」を見ていたら、池内淳子さんが出演していました。
池内淳子さんといえば、思い出すのは「男はつらいよ 寅次郎恋歌」のマドンナ役。
1971年の作品ですから37年前の作品です。この「男はつらいよ 寅次郎恋歌」は男はつらいよシリーズで私が一番好きな作品です。

私が若い頃、東京で一人暮らしをしているときに駅前の立ち食いそば屋で流れていたラジオでおばちゃん役の三崎千恵子が私の一番好きな作品だとしみじみ語っていたのを思い出します。(りんどうの花の話なんか劇中では天然ボケかましてぜんぜん分ってなかったのに、)

とらやで寅さんが連れてきたよっぱらい相手にさくらさんが「かあさんのうた」を歌うシーン、博さんのお母さんの葬儀の博役の前田吟さんの迫真の演技、博の父がとらさんに語る「りんどうの花」のエピソード、マドンナと寅さんが最後に旅の暮らしについて語り合うシーン、さくらと寅がとらやの二階で語るシーンなど、思い切り泣ける場面とこの作品を最後に亡くなったおいちゃん役の森川信さんと寅さんとのとらやでの抱腹絶倒の絶妙のやりとりや大空小百合ちゃんとの雨の日の五千円札エピソード、喫茶店での5百円札エピソードなど、思い切り笑える場面がたくさん詰まった寅さんシリーズの最高傑作です。それまでの作品のようにただ寅次郎が無様にフラれるのではないというのも特徴です。
そして、この作品はとにかく映像がすばらしい。美しいシーンがとても多いのです。

この作品のテーマは大げさに言うと「魂の救済」なのではないかと思います。
たとえ社会的、金銭的に無力ではあったとしても人を思う気持ち、そしてそれを言葉にすることによって、人は救われるのです。そしてそれはやはり家族によってもたらされる。日常の何気ない生活の中にこそ本当の幸せがあるのだと、そういうことです。

私は寅さんが見たくなるとこのサイトへ行きます。
http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/8saku.htm
(第8作 男はつらいよ 寅次郎恋歌)
テキストと写真だけですが、構成の見事さで一度見たことがある作品なら、映像が浮かんでくるとても素晴らしいサイトです。

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