2007年12月30日
読んだ後、どうしても、もう一度読み返さずにはいられない本
「ハサミ男 」殊能 将之
を読みました。
年末でいろんなことで忙しいのに、最近夜遅くまで本を読むことが多いです。
人間、忙しいときは脳内でドーパミンが沢山分泌されて集中力が増すのかもしれない。
ある種のミステリー小説には読んだ後、どうしても、もう一度最初から読み返さなければならない本があります。この「ハサミ男」もそのなかの一つでした。具体的な内容はネタバレになるので一切しませんが、非常に精緻で綿密な構成のミステリーです。
この「ハサミ男 」はほとんど徹夜で一気に読んでしまった。読了したのは夜明け近くだというのに、もう一度最初から読み返したくなってしまう。(睡魔に襲われそのまま寝てしまいましたが・・・。)
ある種のミステリーとはいわゆる「叙述トリック」のことなのですが、以下はそれを使ったミステリーで、今まで読んだもので特に面白かった本です。
殺戮にいたる病
我孫子 武丸
葉桜の季節に君を想うということ
歌野 晶午
アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂 幸太郎
「叙述トリックを使ったミステリー」いうのは構造上、絶対に映画化不可能と思われるのですが、
「ハサミ男 」と「アヒルと鴨のコインロッカー」は映画化されています。見てないですけど。
- メガネフレームショップ曽我
- at 12:58
comments
あなたはいつも素晴らしい!マネをしたくとも出来そうにない! パピー
こんばんは
読書は楽しいですね
自分は列車の中はすべて睡眠と読書といっても過言ではありません。
自分はフレデリックフォーサイスのシリーズは
徹夜で読んでしまいました。
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
私も本を読み出すと寝不足になり、ブログを
始めてから本から離れています。
ですが最近藤沢周平の「蝉しぐれ」は一気読みでした。感動ものです。
ミステリというか推理物は得意なのですが・・・
パピーさん、
お褒めいただきありがとうございます。
加藤忠宏さん、
フレデリックフォーサイスがお好きとは硬派ですね。
私は初期の頃の作品、「ジャッカルの日」「オデッサファイル」は読んだことがあります。
お菓子処東京堂のどらさん、
藤沢周平いいですね。本は読んだことはありませんが、映画なら、海坂藩を舞台にした一連の山田洋次監督の3部作と蝉しぐれは全部見ました。
藤沢周平作品の主人公みたいに生きたいものです。