2008年10月01日

コスモス|RAW現像の話

秋晴れの中、コスモスが満開です。
今回はRAW現像のソフトの使い方の説明でもしようかなと思って、撮り方による良し悪しが出ないように、あえてカメラの設定をフルオート(Pモード、オートWB、ISOオート、仕上がり設定標準、マルチパターン測光、露出補正無し)、フィルター無しで撮りました。
が、RAW現像の詳しい説明はめんどくさいので挫折。かんたんに説明します。

以下の写真はRAWで撮った写真を「SilkyPix」というRAW現像ソフトで現像。「Silkypix」にはカラー調整にリバーサルフィルム調にする設定があるので、鮮やかな色になったと思います。

【用語解説】

*「RAW」とは「生」「未加工」を意味します。カメラで撮影した生の状態のデータのことで、パソコン上で露出補正、ホワイトバランスなどを画質を劣化することなく処理することが出来るため、適正露出、適正ホワイトバランスの写真をPC上で再現することが出来ます。そのため、専用のソフトが必要でデータ量が膨大で重いので取扱いが結構面倒くさい。RAWの場合フォトレタッチとは区別して現像と呼びます。

*「Silkypics」とはRAW現像専用ソフトのことで、各メーカーのRAWに対応した汎用ソフトです。どちらかというと派手目な色調の出来上がり。機能限定の無料版もありますので、初心者は機能限定版でも十分使用可能なので、試してみてはいかが?重いソフトなので高スペックのPCが必須。

*「リバーサルフィルム」とは鮮やかな発色をするポジフィルム(いわゆるスライド)のことです。ベルビアとかブロビアとかいう商品名で有名。鮮やかな発色をする反面、後処理で露光補正が困難(撮影時の露出がシビア)なためプロやハイアマチュアがよく利用していた。

●広角でノーファインダー(ファインダーを覗かない撮影方法)ローアングルで撮影。
なので、少しピントが甘いです。
cocmos_01.jpg

●空を青くするため、順光(太陽を背に向ける)で撮影。
cosmos_02.jpg

●見慣れない蝶が沢山舞っていました。
cosmoc_03.jpg

●コスモスにはいろんな色があります。
cosmos_04.jpg

使用機材
Nikon D70s
TAMRON SPAF17-35mm F2.8-4 Di LD AS [IF]

使用ソフト
SILKYPIX DS 3.0

2007年10月13日

RAW現像について

RAWというのは簡単に言うと、カメラ側で露出補正やホワイトバランスなどを施す前のデータ、つまりCCDに直接記録された生のデータのことを言います。このRAWファイルを現像ソフトで開いてパソコン上で露出やホワイトバランスを決めるわけですから、画像を劣化させること無く(JPEGを画像編集ソフトで補正すると劣化します。)適正な露出とホワイトバランスの写真が出来るというわけです。
このRAWファイルをパソコン上で調整することを「RAW現像」といいます。

たとえば私が使っているNikonD70sで撮ったRAWファイルを現像する場合、付属のPictureProjectでは閲覧は出来ますが、基本的に現像は出来ません。NikonキャプチャーNXを購入するかアドビのライトルームやシルキーピクスなどの有料ソフトを使うのが一般的だと思います。ですが、値段が高い、重い、機能が複雑で使いこなせない。などの問題点があります。
そこで、Nikonユーザーなら「Nikon View 6」という簡単なRAW現像ソフトがあります。 D2シリーズ、D1シリーズ、D200、D100、D70s、D70、D50、COOLPIX シリーズに対応で、使用の製品の製品番号を入力すればNikonのホームページから無料でダウンロードできます。
とても簡単なソフトで基本的に露出補正とホワイトバランスしか出来ませんが、RAW現像においてはそれで十分なわけですからもんだいはありません。もっといじりたい人はフォトショップなどを使えばよいわけですから。
ただ、RAW現像ソフトはソフトによってかなり現像結果に差があります。
「Nikon View 6」の結果に満足できない方は、有料ソフトはほとんど試用版がありますので試してみて購入されるのがよろしいかと。(CaptureNXやSilkyPicsは1万5千円くらいします。)

Nikon View 6のダウンロードページ。

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