男はつらいよの最高傑作は?|ソガネットドットコムBLOG

2008年02月12日

男はつらいよの最高傑作は?

昨日、ドラマ「薔薇のない花屋」を見ていたら、池内淳子さんが出演していました。
池内淳子さんといえば、思い出すのは「男はつらいよ 寅次郎恋歌」のマドンナ役。
1971年の作品ですから37年前の作品です。この「男はつらいよ 寅次郎恋歌」は男はつらいよシリーズで私が一番好きな作品です。

私が若い頃、東京で一人暮らしをしているときに駅前の立ち食いそば屋で流れていたラジオでおばちゃん役の三崎千恵子が私の一番好きな作品だとしみじみ語っていたのを思い出します。(りんどうの花の話なんか劇中では天然ボケかましてぜんぜん分ってなかったのに、)

とらやで寅さんが連れてきたよっぱらい相手にさくらさんが「かあさんのうた」を歌うシーン、博さんのお母さんの葬儀の博役の前田吟さんの迫真の演技、博の父がとらさんに語る「りんどうの花」のエピソード、マドンナと寅さんが最後に旅の暮らしについて語り合うシーン、さくらと寅がとらやの二階で語るシーンなど、思い切り泣ける場面とこの作品を最後に亡くなったおいちゃん役の森川信さんと寅さんとのとらやでの抱腹絶倒の絶妙のやりとりや大空小百合ちゃんとの雨の日の五千円札エピソード、喫茶店での5百円札エピソードなど、思い切り笑える場面がたくさん詰まった寅さんシリーズの最高傑作です。それまでの作品のようにただ寅次郎が無様にフラれるのではないというのも特徴です。
そして、この作品はとにかく映像がすばらしい。美しいシーンがとても多いのです。

この作品のテーマは大げさに言うと「魂の救済」なのではないかと思います。
たとえ社会的、金銭的に無力ではあったとしても人を思う気持ち、そしてそれを言葉にすることによって、人は救われるのです。そしてそれはやはり家族によってもたらされる。日常の何気ない生活の中にこそ本当の幸せがあるのだと、そういうことです。

私は寅さんが見たくなるとこのサイトへ行きます。
http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/8saku.htm
(第8作 男はつらいよ 寅次郎恋歌)
テキストと写真だけですが、構成の見事さで一度見たことがある作品なら、映像が浮かんでくるとても素晴らしいサイトです。

comments

こんにちは。
先日、吉永小百合さんの出演した寅さんをテレビでやっていました。
吉永小百合さんも綺麗ですが、山田洋次監督の映像も綺麗だなあと思ってしまいました。
(^_^)

  • 1 あい
  • 2008年02月12日 19:57

こんばんは

「男はつらいよ」は、年代を経ても楽しく見られる
映画です。思うにだれも傷つけずに、家族がいたわりあっているから心地よく最後まで見られる
のかな?なんて思いました。

シュークリームママさんのブログでフォトショップエレメントの事で掲載しています。わからない事があるそうです。よろしかったら立ち寄ってみてくださいませんか?

あいさん、
吉永小百合さんも綺麗ですが、賠償さんも負けないぐらいきれいでしたね。

お菓子処東京堂のどらさん、
安心して見られるのが寅さんシリーズの魅力ですよね。深刻な問題は起きないけど楽しめる。物語の力を感じます。
シュークリームママさんのブログ行ってきました。
長々とコメントしてきました。参考になればいいですけど・・・・。

アゴスさま

的確なご指示ありがとうございました。
無事に直りました!!

結局は初期化したら、元通りでしたW

そんなツールがあったのですね(汗)

本日、また一つ勉強になりました。

ありがとうございます。

また、どらさまにも感謝致します。

これを機会にどうぞよろしくお願い致します。

ブログリンクさせて頂きました。

シュークリームママさん、
解決してよかったですね。
こちらもブログリンクさせていただきます。

はじめまして。

私の好きな寅さんは、マドンナが竹下景子さんで、
そのお父さんが三船敏郎さん(獣医の役)が出演
していた映画です。
ちょっと作品の題名は忘れてしまいましたが、
内容は忘れられない作品です(笑)

  • 6 豆蔵
  • 2008年03月04日 23:06

豆蔵さん、
はじめまして、ようこそいらっしゃいました。
竹下景子さんと三船敏郎というと「知床慕情」ですね。後期寅さんではいちばんの傑作かと思います。
ところでブログ拝見しました。WordPressのブログもいいですね。はじめてみました。
というわけで豆蔵さんのブログをリンクしておきます。

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