2009年04月25日

パノラマその2

昨日の続き。・・てか、おまけ。
yaezakura-tencyouyama.jpg
5枚をPhotomerge、非HDR.。

2009年02月11日

画像やバナーの文字入れ(コピー)フォントの最適化。

ホームページを作成する方はバナーや画像に文字を入れたりしますよね。
その場合画像編集ソフトでフォントを入力していれるわけですが、
文字のスペーシング(並び方)よって
その見え方がちがってくるというお話です。

そのまえに、こんなことをしなくても「MS Pゴシック」などの
プロポーショナルフォントにすれば自然で、美しい文字の並びが表現できますし、
フォトショップなどのソフトではフォントの設定で詳細な設定をすれば
自然で美しい文字の並びを簡単に得ることができます。

が・・・・しかし、せっかく苦労して作ったキャッチコピー、
できることなら「魂」を込めたい。
そこで、アナログな方法論で手動で文字のスペーシングと
視覚修正をしてみたいと思います。

短い装飾的な、たとえばタイトルロゴなどを作るときは
これから話す基本を覚えておけば役立つと思います。

まず下の図をご覧下さい。
文字の形状の違いによって視覚イメージが変わってくるという見本です。
sikausyuusei.gif

さらに下の図をご覧下さい。
文字を横組みにするとき、スペースが均等にバランスよく見えるようにするには
どう詰めていくかの見本です。
spacing.gif
spacing2.gif

では、実際の手順です。(画像編集ソフトはフォトショップエレメンツを想定しています)
まず、フォトショップのツールバーの「A」と書いてあるアイコンをクリックして
文字を等幅フォント(例 MS 明朝)にしてそのまま打ち込みます。
これではスカスカでわかりにくいです。
vmmessagebefore.jpg

そこで、上2つの画像の基本を踏まえて、四角い文字は小さく、
丸い文字は大きくします。そのためには
一文字づつ選択して、フォントサイズをコンマ単位で修正します。
そうしましたら、フォントのレイヤーを[ラスタライズ]して、上記のスペーシングの
基本をふまえつつ一文字ずつ炬形範囲選択して移動ツールで移動させます。
マウスではなくキーを使うとやりやすいです。
三角の文字は上にずらし、逆三角形の文字はしたにずらし、
横のスペーシングは四角と丸は近づけ、丸と三角は出来るだけ近づけ、
三角と逆三角は食い込ませ、三角と四角は近づけます。四角と四角はそのままです。
vmmessageafter.jpg
きっちりやらなくてもすこしくらいずれてもそれでもいいと思います。
感覚的に視覚的にバランスをとるようにします。
少しファジーな文字の並びが自然でいいような気がします。

う~ん・・少し、文字に力が無いので、パワーアップします。
ガウスぼかしをかけてレベル補正の中間調スライーダーを右側にスライド。
そのままではボケてるので、明るさとコントラストをアップします。
さらにアンシャープマスクをかけて、色調を整えて出来上がり。
vmmessageafter2.jpg

なんか、実際に声が聞こえて来るように感じませんか?

最終的にはこのコピーの内容に合った写真を撮影して文字を乗せます。
それはまた後日・・・・・・・。

2009年02月07日

部分的にレベル補正をかける:フォトショップ

フォトショップで欠かせないのが「レベル補正」です。
ところが、全体的に掛けると掛けたくない部分までかかってしまうので、
部分的に掛けたい。そんな場合どうするか、その方法のご紹介です。
本来なら「レイヤーマスク」を使うのですが、エレメンツにはその機能が
ないですし(機能があるバージョンもあるかもしれませんが・・・。)
めんどうなので、調整レイヤーにあるレイヤーマスクに
グラデーションツールとブラシツールを使う簡単な方法です。
画面はphotoshop7.0ですが、各バージョンのエレメンツでも
だいたい同じと思いますのでご了承下さい。

level1.jpg
1.まず、上の写真が元画像です。出来上がりをイメージして、
おおよそのプランを立てます。
フレームのテカリとレンズの反射、画面下部分をもう少しだけ
締まった感じにしてみようと思います。

level2.jpg
2.レイヤーパレットを表示させ、「調整レイヤーを新規作成」ボタンを
クリックして「レベル補正」レイヤーをつくります。
レベル補正の中間調スライダーを右のほうににスライドさせて
暗くマイナス補正して階調を作り出します。
これでは全体的に暗くなってきつい印象になります(上の写真)ので、
次のステップに移ります。

level3.jpg
3.「レベル補正」の右側にレイヤーマスクサムネイルがありますが、
何もしないと白くなっています。白い部分は調整レイヤーの効果が
かかってるという意味です。部分的にかからないようにするには
ここを黒く塗ります。
レベル補正レイヤーをアクティブにして、グラデーションツールから
白黒グラデーションを選び、画面上からドラッグします。そうすると
画面下から徐々にレベル補正の効果が現れてきます。
元画像と比べて上のほうは変わらずにいままで明るく薄かった
下の部分が濃くなったのが分かります。(上の写真)
ただ、これだけではメガネ上の部分は元のままです。
で、次のステップです。

level4.jpg
4.ブラシツールの描画色を白にして太めでエッジのボケたブラシに設定し、
補正したい部分、フレームのテカリとレンズの反射部分を塗りつぶします。
これで塗りつぶした部分にレベル補正がかかりました。
最後にレイヤーの透明度でかかり具合を調整し、もう一度全体の
レベル補正をして画像を整えます。
なお、この方法はレベル補正のみしか使ってないので、画質も劣化しません。

level5.jpg
左が元画像、右が修正画像。フレームのテカリとレンズの反射、
画面下部分が締まった感じになりました。
非常にびみょーですが、わかるでしょうか?一見どこが変わったか分からないけど
全体の印象がどことなく違うという程度にするのが極意(笑)です。

各画像をクリックすると大きくなります。
戻るときはブラウザの戻るボタンで戻ってください。

2009年02月06日

モノクロ画像のレタッチ

カラーの画像をモノクロにする場合、どうしていますか?

フォトショップなどで彩度を落とすだけなんてことはしていませんでしょうか?

それだと、のっぺりとした立体感のない画像になってしまいます。
特に彩度の高い赤などはグレースケールにすると周りの色と見分けが
付かなくなって平面的になってしまうからです。

*********************

 フォトショップでの説明です。(エレメンツでも可)

1.まず、「レイヤー」パレットの「調整レイヤー」から「色相・彩度」を
選んでひとつ調整レイヤーを作ります。
さらにもうひとつ「色相・彩度」のレイヤーを作って2段重ねにします。

2.上のほうの「色相・彩度」を彩度を-100にし、グレースケールにします。

3.下のほうの「色相・彩度」を「編集」をレッド系にして「明度」を落とします。
カラーのときレッドだった部分が濃くなります。
さらに「編集」をイエロー系にして「明度」を上げます。
カラーのときイエローだった部分が明るくなります。他のカラー系も同様に調整します。
つまり、カラーだったときの色系別に明るさを調整できるわけです。

4.・・ですが、いまいちモノクロが青っぽいというか温かみがありません。
そこで、黒を温かみのある黒に変えます。

5.以下やる前に1~3の行程を終了後、レイヤーをすべて統合してください。

6.「レイヤー」パレットの「調整レイヤー」から「レベル補正」を選んで
ひとつ調整レイヤーを作ります。
「チャンネル」からレッドをえらび、ほんの少しだけ真ん中の▲を
左にスライドさせて赤みを増します。
さらにブルーチャンネルの真ん中の▲を右に移動させて黄色っぽくします。
そうすると温かみのある墨色みたいな黒になります。

*********************

以下、作例です。びみょーに変えてあるので良く分からないかもしれませんが、
実際はレッタッチしすぎずに、どこが変わったんだ?という程度で押さえておくのがコツかもしれません。

noppe.jpg
カラー画像(ちなみに、去年割烹旅館室町さんから依頼があって撮影したときの写真です。新潟の郷土料理「のっぺ」です。)

noppe2.jpg
ただ単にグレースケールにしただけの画像、えびの模様やにんじんがあまりハッキリしていません。

noppe3.jpg
加工後の写真:えびの模様やにんじんの質感が戻りました。モノクロの色も少し青みが抜けて温かみがあるように感じます。

アートな写真をめざす場合はもっとコントラストのある感じに仕上げたほうが良いかもしれません。

ご質問がありましたら、コメント下さい。自分だったらこうやるとかでも結構です。分からない用語等は検索でお調べ下さい。

2008年12月18日

ポストのバリエーション

colorpost.jpg

postmono.jpg
(この写真のみクリックで拡大)

先回のエントリーでポストの色を変えるという話が出てきたので、いろんな色とモノクロに変えてみました。
HDRによって細部を極限まで強調したのですが、平面として切り取ってみるとそこに確かに見える色彩であったとしても、その存在に疑念が生まれてきます。それが写真の不思議なところ、視覚は最終的に脳によって認識されるものですから、何がリアルなのかとても主観的なものだと思うのです。
あなたにとって本当の色とはなんですか?

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