2007年08月11日
50mmの画角で広角的&望遠的な表現する実験
その昔、一眼レフに50mmのレンズが標準だった時代、今のようにズームレンズが標準ではなく、広角や望遠レンズなど高くて手が出なかった時代、50mmの標準単焦点レンズでいかにして広角的または望遠的な表現をするかが課題でした。
広角レンズは遠近感を出すために寄る。望遠レンズは離れて撮るというのが基本ですが、50mmの画角のみでそういう表現をするには逆のことをします。自分の足がズームなのです。というわけで、35-70ズームのの35mm側(フィルム換算55mm)のみを使っての実験です。
上の写真はピントが隅々まで合うようにできるだけ絞りを絞り、風景が広く入るように下がり目の位置からローアングルで煽るようにカメラを構えることによって縦方向の近景と遠景が入るように構図を決めます。横方向の遠近感は並木を斜めから構図に納めるようにすることによって出します。また近景は暗く遠景は明るい被写体を持ってくることによって遠近感のある画像になります。
そこそこ遠近感のある画像になったと思います。
下の写真は上の写真の一番手前の木です。同じく35-70ズームの35mm側(フィルム換算55mm)を使い、なるべく被写体に近く寄り、絞りを開け、背景はできるだけ遠景(この場合は空)しか写らないように構図を決めます。望遠的とはいえませんが上の写真とは違うのがわかるかと思います。出来れば70mm側を使い、被写体に寄って絞りを開けて背景を出来るだけ遠景にすればもっと望遠的な表現が出来る思いますが、あくまで実験なので上の写真と同じ画角で撮影しました。
これはコンパクトデジカメでも応用できますので、お試しを。
ただし、最近ではコンデジのハイエンドモデルは広角レンズや望遠レンズ搭載してるモデルが多くありますので、その場合はこの限りではありませんのでご注意下さい。
使用カメラ:NikonD70s、AFNikkor35-70f3.3-4.5
撮影場所:阿賀野市立図書館
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