2011年06月05日

HDR:三味線プレイヤー小林史佳 LIVE in 佐渡 【最終回】

三味線プレイヤー小林史佳氏の佐渡でのライブに同行して、
CDジャケット用の写真およびライブの模様の写真を撮るお仕事の模様を
ご紹介するシリーズ全5回の最終回です。

今回はHDR(ハイダイナミックレンジイメージ)特集。
このブログというか私の最大のストロングポイントであるHDR画像を載せないことには・・。
まあ、2枚だけですけど、ご覧ください。

いきなりこんなに写真を加工すると、普通叱られるかもしれないですが、
小林さんもこのブログを御覧になっていて、HDRなどの写真加工に興味をもっておられたので、
こんなんなりましたよ~。ってかんじです。

写真はクリックすると、2倍の大きさに拡大いたします。
拡大して是非細部を御覧ください。

sado-hdr-01.jpg

sado-hdr-02.jpg

使用ソフト:Photomatix PRO + TOPAZ Adjust + Photoshop

sado-hdr-motoga.jpg
(元画像)

最後まで御覧になってくれた方、ありがとうございます。
特に、いいね!押してくれた方、ありがとうございますww

~終わり~

バックナンバー
風の風伝~小林史佳+須藤雲栄 ライブ in 佐渡 【その1】
風の風伝~小林史佳+須藤雲栄 ライブ in 佐渡 【その2】
LIVE!「風の風伝(ことづて)~あいや節のルーツ佐渡小木港に唄う」【その3】
三味線プレイヤー小林史佳 LIVE in 佐渡 撮影同行記 【その4】

2011年06月03日

三味線プレイヤー小林史佳 LIVE in 佐渡 撮影同行記 【その4】

「風の風伝(ことづて)~あいや節のルーツ佐渡小木港に唄う」
三味線プレイヤー小林史桂(こばやし・ふみよし)さんのライブツアーに同行しての撮影はいよいよ最終日となりました。

フェリーに乗るまでの時間を利用して、
昨日のライブにも来ていただいたき、お誘いを受けたということで、
あの世界的に有名な「鼓童」さんへ、特別に訪問します。

その前に小木の名所「宿根木」へ。
石畳の路地や古い木造建築がとても風情のある集落です。

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ライブも終わり、一夜明け、リラックスした表情の小林史佳さん。

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須藤雲栄先生、高橋竹育先生も舞台を降りれば、すごくリラックスされてます。

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宿根木は地区全体が国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

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鼓童の活動拠点「鼓童村」へおじゃまします。
鼓童のメンバーの方から案内を受け説明を聞いている様子です。

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食堂の壁に飾られている写真やサインを見る小林さん。
バーンスタイン、小澤征爾、坂東玉三郎などなどなど・・。

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チリ一つ落ちていない、整理整頓された生活空間。
「こういうことが違いを生むんだよね」と感心しきり。

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練習場。体育館というか道場と言うか・・。
特別な空間だということがビシビシ伝わってきます。

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「どうぞ叩いてみてください」ということで、撥を握る小林さん。

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お話を聞いて、お茶をいただき。

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皆さんで記念撮影。

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カーフェリーで帰路に付きます。

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私事ですが、実を言うとこの佐渡行きのすぐ前に父が亡くなりました。
そろそろ危ないという連絡を受けて、もしかしたら今回の撮影に間に合わないかもしれないと覚悟していましたら、長引かず、あっさりと亡くなってしまいました。初七日が終わり、落ち着いてからの佐渡行きでした。あと数日ずれていたら、大変だったと思います。私としても、とても重要なお仕事でしたので、たすかりました。
もしかしたら、父が気をきかせてくれたのかもしれません。

今回の撮影は私にとって、素晴らしい経験でした。
今回関わった方々に感謝いたします。
小林史佳さん、須藤雲栄先生、高橋竹育先生。若林マネージャー、スタッフの方々、
この仕事に送り出してくれた長谷部君、留守を守ってくれた家族、そして私の父。

つづく・・・・・・。

次回(最終回)は「番外編」です。
このブログといえばアレ。まだ登場していないアレで最後となります。
しばらく間が空きますが、お待ち下さいませ。

HDR:三味線プレイヤー小林史佳 LIVE in 佐渡 【最終回】

本エントリーの写真はすべて、
Niko D700 + Tokina AT-X PRO NEW 28-70mm f2.8

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写真につきましては、承諾を得て掲載しております。
無断で転載等は固くお断りいたします。

2011年06月02日

LIVE!「風の風伝(ことづて)~あいや節のルーツ佐渡小木港に唄う」【その3】

シリーズ第3回目

「風の風伝(ことづて)~あいや節のルーツ佐渡小木港に唄う」
2011年 5月 28日(土)佐渡市小木町 あゆす会館

竹山流津軽三味線&雲竹龍津軽民謡
小林史佳×須藤雲栄×高橋竹育

ライブが始まりました。

耳を澄ませて、じっと写真を御覧ください。
きっと、音が聞こえてくるはず。

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古調あいや節

あいや
あいや新潟の川真中でよ
あやめ咲くとはソレモヨイヤ
しおらしや

あいや
あいや佐渡の島から新潟見ればよ
こころ新潟ソレモヨイヤ
身は佐渡に

あいや
あいや鮎は瀬に住む鳥りゃ木にとまるよ
人は情けのソレモヨイヤ下に住む

撮影:曽我浩徳
Nikon D700
Ai AF Nikkor 50mm F1.4 D 
Ai Micro Nikkor 55mm F2.8 S
Ai AF Nikkor 85mm F1.8 D 
Ai Nikkor 135mm F2.8 
Ai ED Nikkor 180mm F2.8 S
Tamron SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD AS[IF] 
Tokina AT-X PRO NEW 28-70mm f2.8 

つづく~

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次回は・・・三味線プレイヤー小林史佳 LIVE in 佐渡 撮影同行記 【その4】
DSC_0649.jpg

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2011年06月01日

風の風伝~小林史佳+須藤雲栄 ライブ in 佐渡 【その2】

「風の風伝(ことづて)~あいや節のルーツ佐渡小木港に唄う」
三味線プレイヤー小林史桂(こばやし・ふみよし)さんのライブツアー撮影日記、第2回目は、
ライブ当日、リハーサルから開演直前まで・・です。

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会場である佐渡市小木町の「あゆす会館」で準備が行われています。

今回のライブは演者の方、小林さんの事務所であるF'pro、ライブ録音のfontec、照明音響の新潟照明技研さん、ツアー会社さん、などのスタッフ、新潟高橋竹山会の方々や現地佐渡の高野屋酒店さんら協力者の方たちのもと、行われました。

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あとで小林さんから「すべての関わった人に感謝、感謝です。」というメッセージが届きました。小林史桂さんという方はこの人のためなら一所懸命やろうという気持ちが自然にわきあがってくる、そんな方だと思います。

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会場のセッティングも出来上がり、スタッフ打ち合わせ。
そして、このあとリハーサルが始まります。

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さて、私も撮影のリハーサルです。
今回は舞台撮影のために、Ai ED Nikkor 180mm f2.8S という、今はあまり使われなくなった古いレンズをあえて用意しました。
その昔、神のレンズと言われたレンズです。最新のデジタル一眼レフに実戦でどう写るのか!
撮影データを御覧になれば分りますが、ちゃんと写るかどうかぎりぎりのところで撮ってます。
なぜならば、ぎりぎりのテンションに人は感動する。と私は考えるからです。
Full Size 180mm f2.8 1/160 ISO1600

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右ステージ脇に移動。
Full Size 180mm f2.8 1/160 ISO1600

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左ステージ裏に移動。絞りを2段絞って、さらに攻めます。
Full Size 180mm f5.6 1/80 ISO1600

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会場最後尾に移動。
Full Size 180mm f2.8 1/160 ISO1600

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客席最前列に席を確保してもらいました。
ステージにかぶりついて、超広角17mmで撮ってみます。
Full Size 17mm f2.8 1/80 ISO800

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このあと、須藤雲栄先生がリハーサル。曲の冒頭を一節だけ唄って帰られました。あとでお聞きしたら、リハーサルはお嫌いのようで、高橋竹山先生もリハーサルはしなかったそうです。本番せーので1発完璧に決める。昔のジャズミュージシャンみたいです。

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この後、開演寸前なのに、高橋竹育先生と一緒に、あゆす会館に隣接する老人ホームを訪問して、1曲演奏。

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いつ、なんどきでも、笑顔でふれあいを大切にする。
この姿勢は今回の旅の最初から最後まで変わりませんでした。


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会場では席にパンフレットが配られ、開場を待ちます。

つづく~

次回はLIVE!「風の風伝(ことづて)~あいや節のルーツ佐渡小木港に唄う」【その3】です。
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2011年05月31日

風の風伝~小林史佳+須藤雲栄 ライブ in 佐渡 【その1】

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新潟から佐渡へ渡るフェリーの上に海を見つめる男性。
彼の名は小林史佳(こばやしふみよし)。
津軽三味線を芸術に高めた、故初代高橋竹山氏の流れをくむ新進気鋭の津軽三味線プレイヤーである。

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2011年、5月28日、佐渡市小木のあゆす会館にてライブ演奏・録音をするために彼は佐渡へ渡る。
今回は縁があり、私はこの旅の模様をカメラに収めるために同行することになった。
(もともとTWINSの長谷部氏へのオファーだったお仕事でした。)
当ブログではその模様を全5回にわたってご紹介します。

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今回のライブは「風の風伝(ことづて)~あいや節のルーツ佐渡小木港に唄う」
と題し、津軽民謡のレジェンド、初代須藤雲栄(すどうくもえい)氏との共演。
雲栄先生が師である津軽民謡の神様とも呼ばれた成田雲竹氏が残したテープの中のあいや節の中に佐渡おけさのフレーズを発見し、新作古調あいや節として新たに曲を創りました。それはまさに新たなレジェンドの始まりとなるでしょう。

到着後ライブ録音するCDジャケットの撮影のために佐渡小木の名所、矢島・経島へ。
写真はお光の碑(今回ライブで演奏する古調よされ節の元となる物語)にお参りするお二人です。

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(以下敬称略)須藤雲栄は高橋竹山と一緒に活動していた津軽民謡の神様とも呼ばれた成田雲竹の最後の弟子にして、高橋竹山とも長きにわたって共演し、高橋竹山の直弟子の高橋栄山の奥様でもいらっしゃいます。その高橋栄山の弟子が小林史佳なのです。

ロックに例えると、ロバート・ジョンソンとウィーリー・ブラウンと共演していたブルースマンとエリック・クラプトンがR・Jの幻の30曲目を録音するために、ミシシッピのクロスロードでライブをする…みたいな、感じで捉えてもらえばよろしいかと。
そういえば、小林さん、クラプトン愛用のアーニーのストラップ付けてます。

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撮影は進みます。空模様があやしくなってきたので急がなくてはなりません。
いろんなアングルでたくさん写真を撮ってゆきます。

sado06.jpgポーズを付けるだけではなく演奏してみてはどうかということになり、海に向かって古調よされ節をうたいはじめるお二人。
まるで恋しい人に会うためにたらいで海を渡ろうとして命を落としたお光に向かってうたっているようでした。
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やはり、ミュージシャンはポーズを付けているより、演奏しているほうがはるかにかっこいい。観光客と一緒に唄い、踊ります。私の勝手な素人えの感想ですが、竹山流の三味線はまるで唄っているよう、リズム感があり、自然と体が動く。

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なんとか、撮影は終了。お疲れさまでした。

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初日の宿である「花の木」さんはとても雰囲気のある宿です。

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新潟照明技研のスタッフと須藤雲栄先生、小林史佳先生、小林氏の母上の高橋竹育先生。
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夕食は佐渡の「かに」がまるごと1匹。おいしゅうございました。

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さて、ライブ当日の朝となりました。

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空模様はどうかなと心配する小林さん。

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出発前に、この宿に宿泊していたドイツ領事様のリクエストで1曲。
実は小林さん、以前ドイツ大使館で演奏したことがあります。ドイツとは縁があるようです。花の木の母屋はとても音がよく反響し、よくライブに使われるそうです。小室等さんが日本で5本の指にはいる音の良さと評していたと女将が言っていました。
音響のスタッフの話によるとここの土間がいいらしい、また古い日本家屋の作りが適度に音を吸収して良い音になるとのこと。

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小林史佳さんの三味線インプロビゼーション(即興演奏)が始まります。
弦と指がこすれる音が駒を伝わり、皮を震わせた音が本体の中を反響し、建物全体で響き渡る。撥が弦をはじく音が私の頭蓋骨にダイレクトに伝わってくる。
これぞ生演奏の醍醐味です。

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とても素晴らしい演奏でした。

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さあ、会場へ出発です。

つづく・・・・・・。

次回(第2回)は風の風伝~小林史佳+須藤雲栄 ライブ in 佐渡 【その2】です。
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