2007年12月30日

読んだ後、どうしても、もう一度読み返さずにはいられない本

「ハサミ男 」殊能 将之
を読みました。
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年末でいろんなことで忙しいのに、最近夜遅くまで本を読むことが多いです。
人間、忙しいときは脳内でドーパミンが沢山分泌されて集中力が増すのかもしれない。

ある種のミステリー小説には読んだ後、どうしても、もう一度最初から読み返さなければならない本があります。この「ハサミ男」もそのなかの一つでした。具体的な内容はネタバレになるので一切しませんが、非常に精緻で綿密な構成のミステリーです。
この「ハサミ男 」はほとんど徹夜で一気に読んでしまった。読了したのは夜明け近くだというのに、もう一度最初から読み返したくなってしまう。(睡魔に襲われそのまま寝てしまいましたが・・・。)
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ある種のミステリーとはいわゆる「叙述トリック」のことなのですが、以下はそれを使ったミステリーで、今まで読んだもので特に面白かった本です。

殺戮にいたる病
我孫子 武丸

葉桜の季節に君を想うということ
歌野 晶午

アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂 幸太郎

「叙述トリックを使ったミステリー」いうのは構造上、絶対に映画化不可能と思われるのですが、
「ハサミ男 」と「アヒルと鴨のコインロッカー」は映画化されています。見てないですけど。
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2007年12月25日

音楽仲間と忘年会

先日、音楽仲間と忘年会をしました。
毎年町内の集会場で行われる「六年生を送る会」についての相談も兼ねて、カラオケ沢山歌ってきました。
今年はメンバーのお子さんが六年生、毎年ミニライブを行ってきましたがたぶんこれが最後になりそうです。曲目はコブクロを数曲、あとは次回のリハーサルまでに決めるということになりました。
毎年「桜」と名の付く曲をやってきましたが、今年の「桜」は何にしようか決めかねています。
というわけで、ギターを引っ張り出してメンテナンスです。
下の写真は私のアコースティックセットです。
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YAMAHA L-6 前期モデル とても古いギターです。オール単版。

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フィンガーピッキング用にカスタマイズしています。
(左)ネックヒールにストラップピンを付けて、エレキギターみたいにボディーにストラップをつけられるようにしています。これでギターが体にフィットして演奏性がよくなります。
(右上)サドルを限界まで削って弦高を低くしています。サドルは音色を考えてTASQに交換。弦高を低くしたことによって弦のテンションが下がるのでストリングピンの穴にストリングのガイド溝を付けてテンションを確保します。ストリングスピンは音色を考えてこれまた黒檀製のものに交換。これで、エレキギター並みの弦の押さえやすさになります。ハイコードやソロもらくらく!ただし、あまり強くストロークするとビリ付くのでフィンガーピッキング専用のセッティングです。
(右下)サドルをTASQにしたからにはナットもTASQにしなければなりません。ここが一番難しく、音色にもっとも影響する部分です。古いナットを取り外したら、取り外した跡を綺麗に成形します。ここをきっちりしなければ弦の振動がうまくボディーに伝わりません。ナットをネックにぴったり隙間無くフィットするように精密やすりで調整して取り付け、最後は難関の溝調整です。狭いと弦が浮いて音が伝わりませんし、逆に広すぎるともこもこした音になります。弦とナットの接地面積と角度もきちんとテンションがかかるように精密に調整します。専用の工具もありますが、私は貴金属製品加工用の精密丸やすりと目立ちやすりを数本用意して調整します。
・・・これで、YAMAHAがマーチンみたいな音になりました。(ウソ)

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そして、最後にエレクトリック仕様にして完成です。
(左上)アメリカ製ビルローレンスのマグネット式ピックアップです。ギターのサウンドホールに取り付けます。安いピックアップですがノイズも少なく音もナチュラルで愛用しています。昔、エリッククラプトンがライブで使ったこともあることで有名です。
(右上)年代モノのYAMAHA製アンプです。スプリングリバーブがいい音です。
(下)ZOOMのアコースティック用マルチエフェクターです。あまりエフェクトはかけず、プリアンプ代わりに使います。空間系のエフェクトを主に使用します。
エレクトリックシステムはすべて、古くて安いものばかり(ギターもそうだけど)ですが私にはこれで十分です。

あとは練習あるのみ。

2007年12月20日

ぜんまい式掛け時計の修理

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AIKOSHA 30DAY

ゼンマイ式掛け時計の修理です。
当店はネットではメガネしかやっておりませんし、私自身も、眼鏡の専門学校を卒業したくらいですから、技術的には眼鏡が専門なのですが、「そが眼鏡時計店」というくらいですので、基本的には時計屋ということになります。祖父の代から70年以上同じところで時計屋をやっています。
掛け時計の修理は父から、直接技術を学びました。

ゼンマイ式の掛け時計は、現存する個体が一番新しいもので30年くらいたっていますから、かなり部品が弱っています。メーカーもすべて現存しませんし、もちろん部品もありません。
というわけで、すごく手間と時間がかかるのです。修理料金は修理する側としては労力から計算するととても安すぎるくらいなのですが、お客様にとってはすこし高いようです。しかも、出来上がりまでにものすごく時間がかかります。

*申し訳ありませんが、ネットでのご依頼はお受けできませんので、ご了承下さい。

2007年12月18日

クリスマスがもうすぐやってくる

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もうすぐクリスマス、その前に私の誕生日(20日)。これからしばらくなんだかんだ忙しくブログの更新も飛び飛びになりそうなので、クリスマスらしい画像をトップに飾っておきます。これは昨日商品撮影の合間に当店店内のクリスマス飾りを撮ったものです。

少し風邪気味、頭痛がします。

2007年12月16日

小栗旬さんがイメージキャラクターのPlusmix(プラスミックス)の商品撮影

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PX-13230-043 グレー/ライトグレー
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PX-13231-134 ダークブルー/グレーハーフ(小栗旬がポスター等でかけているモデルです!)
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PX-13232-258 ダークパープルケーブル
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PX-13233-253 ダークパープルデミ

コンタクトレンズで有名なSEED社から発売されている、小栗旬さんがイメージキャラクターのPlusmix(プラスミックス)メガネ・フレーム。その11-12月新発売のセルフレーム(プラスチックフレーム)4型各4色が入荷しました。
すべてMADE IN JAPANのハンドメイドで、一部のモデルを除いて超弾性合金を使った壊れにくく、抜群にフィット感のよいバネ丁番を使用しています。イタリアまたはスペイン製のすごく凝った最新のデザインのセル生地をたっぷり厚手に使ったフレームは型崩れしにくく、丈夫で高級感があります。小栗旬さんがイメージキャラクターですが、女性の方でも問題なく掛けられます。男女兼用、いわゆるユニセックスです。
また、ブラック系カラーはすぐに売り切れるほどの人気があります。

・薄くて軽い高屈折レンズ(屈折率1.60)、UV400カット標準装備
STコート(超撥水コート)使用の SEED純正レンズ LUNAS UV STを使った度付メガネのセットは・・・
フレームとレンズのセット価格:20,000円(税込21,000円)送料無料。

・高級レンズに使われるマルチコーティングされたプラスチックレンズの度なしレンズを入れた贅沢でおしゃれな伊達メガネ仕様は・・・
度なしレンズ付きフレームの価格:16,000円(税込16,800円)送料無料。

(いずれも、Plusmixオリジナルハードケースとメガネクロスがもれなく付いています。)

当店のPlusmixウエブページではカメラの設定、撮影方法、ライティング、RAW現像、Photoshopなどで出来る限り本物の色に近い色の写真を掲載しております。ご購入のご参考にしてください。

●一味違うPlusmixセルフレームのご購入は・・・・・
plusmix プラスミックス メガネ・フレーム(小栗旬さんイメージキャラクター)正規取り扱い眼鏡店 メガネフレームショップ曽我まで・・・・。
Yahoo!検索 [小栗旬 メガネ]で一番上です。

小栗旬イメージキャラクターのPlusmix公式ページ

小栗旬メガネのイメキャラに(Youtube)

(・・・というわけで、今日は気合を入れて商品撮影をしました。たまには宣伝記事も書きます。)

2007年12月15日

Canon CLOSE-UP LENS 240を使った撮影

Canon CLOSE UP LENS 240というクローズアップレンズを使って、撮影してみました。4.17ディオプトリーのレンズです。
これはレンズに付けて使用するフィルタータイプの接写レンズです。
コーティングは単層コートですが、結構良いガラスレンズを使っているようです。
ピント合わせが難しいので、三脚は必須とおもわれます。
ひこうきのおもちゃを撮ってみました。メガネの問屋から貰ったNikonのカレンダーの表紙が空の写真だったので、背景に使ってみました。1枚目がクローズアップレンズ使用、2枚目は不使用です。
2枚目はガラステーブルの下に背景を置いて、PLフィルターで撮影しました。

AF NIKKOR 35-70mmプラスCanon CLOSE UP LENS 240で撮影。
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AF NIKKOR 35-70mmのみで撮影。
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Canon CLOSE UP LENS 240 4.17Dの写真。
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このレンズはホームページの商品撮影に活用しています。
上の写真はPlusmix PX-13219 バネ丁番部分をCanon CLOSE UP LENSで撮影した写真です。

*この商品は下記ページでお買い求めできます。
藤木直人使用モデル/プラスミックス 13219

2007年12月14日

またつまらないものを撮ってしまった。

つまらないもの
もう、最近寒いし、どんよりした曇り空が続くので、写真撮影に行く気がしないので身近にある意味の無いものを撮ったりしています。もともと意味の無いつまらないものなので、普通に撮ってもつまらないものになるだけですので、いろいろといじります。今回は「電力量計」いわゆる”メーター”です。
メーターの部分のカラーを少しを変えて、シールを作って合成、落書きも合成して出来上がり。
だから何なんだ??と言う画像です。また、意味の無いことにエネルギーを使ってしまいました。

ところで、最近交換レンズが欲しくなりました。私は望遠レンズを持っていないのですが、どうも望遠レンズに食指が動きません。以前、銀塩の一眼(MINOLTAとCanon)を使っていたときも、望遠レンズ(安いズーム)はほとんど出番無しでした。というわけで、今一番欲しいのはAF Nikkor 35mm f2かSIGMAの30mmf1.4です。もしくはRICHOのGRデジタル(単焦点のコンデジ)。貧乏人なので、いつになるかわかりません。そのうちに欲しいレンズが変わってしまいそうです。こんなことをしている暇があったら、ネット販売を頑張って稼がなくてはいけません。
といっても、MTブログですから、ブログ更新も大事なんですけどね。


2007年12月11日

タイヤ交換したのに雪が降りません

ガレージ1
先日雪が降ったからスタッドレスタイヤに交換したのに、それから雪が全く降りません。
まあ、降らないのはそれはそれでとてもよいことですが・・・。
よく、県外の方から雪がすごいでしょうといわれますが、私のすんでいる新潟下越地方の平野部は県内でもそれほど沢山雪が降る地域というわけではありません。新潟は南のほうが沢山雪が降ります。(それでも他県から見ればすごく雪が降るほうだとは思いますが・・。)下越地方というのは新潟を3つに縦で割った北のほうを指します。雪の降る降らないもそうですが、言葉や気質、習慣なども他地域とはずいぶん違います。
下越地方のひとはおとなしく、引っ込み思案、お人よしが多いように思われます。どちらかというと東北に近いのかな。
ガレージ2

2007年12月10日

普通の写真とひとりごと

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最近、変わった写真ばかりだったのでまっとうな写真をひとつ。
一ヶ月ほどまえに弥彦で撮った写真ですが、どこにも分類できなくて、お蔵入りになっていた写真です。
12月10日現在、雪はありませんが寒くなってきましたし曇り空が続いていますので、少し爽やかな写真をと思い、引っ張り出してきました。
先月、先々月とネット販売も低調でしたが、最近少し良くなってきました。
e-ねっと阿賀野塾の例会も今月は休んでしまったので、次は来年ということになります。
まだ今年を振り返るのは早いですが、今年はe-ねっと阿賀野塾に入会したのが私にとって一番の転換というか変化というか、とても大きかったと思います。

2007年12月08日

長時間露光で夜のスナップ写真を

夜スナップ
(水原駅駐輪場:クリックすると大きな写真になります。)

最近興味があるのが、夜のスナップ写真。
長時間露光で夜の風景を切り取るのがおもしろい。
夜はいろいろな光で満ちているから。
問題は不審者と思われること。
真っ暗ななかで三脚立ててじっとしているのは明らかにぁゃしぃ。

ライフ
交差点


2007年12月05日

スーパーリアリズムフォトグラフィー(露出コンポジットその3)

露出コンポジットを使った、リアルだけど非現実的な写真の第3弾にして、最終回です。
写真なんだけど絵みたいな不思議な写真、名づけて「スーパーリアリズムフォトグラフィー」(笑)
つい熱中してしまい、貴重な時間を浪費するので、もうこの辺でやめておきます。

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↑画像をクリックすると大きな画像が見れます。(信濃川のウォーターシャトルから見た万代橋)

(露出コンポジットとは)
Googleで「露出コンポジット」を検索すると・・・・・。

関連記事
露出コンポジットPLUS
やりすぎ露出コンポジット?
アンダーとオーバーをPhotoshopで合成する

2007年12月04日

露出コンポジットPLUS

引かれる方も多いかもしれませんが、面白がってくれる方もいるので、
露出コンポジットを元に、さらに加工した画像処理その2弾です。
リアルなんだけど、どこか非現実的な画像を目指しました。
コルト
露出コンポジットを元に、フィルターレイヤーをいくつか重ねました。
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上の画像は、細かいので小さい画像だとわかりにくいので、画像をクリックして大きくして見てください。
(水原駅連絡橋から見た駐輪場)
関連記事
スーパーリアリズムフォトグラフィー(露出コンポジットその3)
やりすぎ露出コンポジット?
アンダーとオーバーをPhotoshopで合成する

2007年12月02日

やりすぎ露出コンポジット?

2つ前のエントリー「アンダーとオーバーをPhotoshopで合成する」で言及したやり方を「露出コンポジット」
というらしい。
一枚の写真ををRAW現像ソフトで段階露光し、白く飛んだり、黒くつぶれたりしていない何枚かの画像ファイルをPhotoshopでレイヤーで重ね、適正露出部分を手作業で切り取り、貼り付けして合成するという方法です。(重ねあわせたレイヤーを上から不要な部分を削っていくという方法もあります。)
つなぎ目をわからないようにするのが肝心です。
そこで、前回よりももうすこし、踏み込んで(枚数を増やし)やってみました。そうしたら、やりすぎてしまったのか、なんか不自然(不思議)な絵みたいな画像になりました。本当はもっとリアルな感じにしたかったのですが、しかたありません。もう少し丁寧な作業と元写真のレベルを上げなければならないようです。

parking.jpg
parking2.jpg元画像
gosintou.jpg
gosintou2.jpg元画像

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露出コンポジットPLUS
アンダーとオーバーをPhotoshopで合成する