2008年10月04日
トイカメラのクロスプロセス風をデジタル写真で
ポジフィルムをネガ現像、ネガフィルムをポジ現像することを「クロスプロセス」といいます。
ポジフィルムとはいわゆるスライドフィルム。ネガフィルムとは普通のフィルムです。ポジとネガでは現像処理方法が違うので、正しい色にはならないのですが、フィルムによっては、不思議な色合いの写真が出来上がったりするのが面白いというのがクロスプロセスです。
特に最近ではトイカメラでクロスプロセスするのがおしゃれな写真が出来るということで人気です。実際いろんなブログやサイトでそのようなおしゃれな写真を目にする機会が多くなりました。
「トイカメラ」とはいわゆるおもちゃのカメラで、変な感じに発色したり、周辺部が暗く落ち込んだりするので非現実的な不思議な出来上がりになるということで愛好家やアーチストに支持されています。
特にロシア製のホルガやロモといったカメラが人気があり、ネットを媒介にひとつの芸術的なムーブメントになりつつあります。
というわけで、その感じをデジタルで表現しようという試みです。
まず、クロスプロセスについて・・・・。
フォトショップなどのトーンカーブを調整できるソフトを使って、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)ののうち、レッドのカーブをS字に弱くコントラストを付け、ブルーをレッドよりもやや強くコントラストを付け、グリーンのカーブを中間からハイライトのカーブを平坦にコントラストをつけます。
フォトショップエレメンツなどのトーンカーブを調整出来無いソフトはレベル補正のRBGチャンネルをそれぞれシャドウとハイライトのスライダーの間隔を狭くしコントラストをつけます。
白とび、黒つぶれなど気にせず、お好みの色合いになるよう適当に動かしても構いません。もともと「どういう仕上がりになるかわからない」というのがクロスプロセスの魅力ですので
トイカメラ風にするには・・・・。
フォトショップなどでは無料のプラグインソフトが配布されているのでダウンロードしてご自分のフォショップにインスツールして使ってもいいですが、コピーレイヤーを作って照明効果フィルターで真ん中を明るく隅を暗くして比較明で重ねればそれらしくなります。部分的に焼きこんでもいいかもしれません。その他ぼかしやノイズを加えるのもそれらしくなります。
作例です。本物とは感じが違うンじゃないかと思われるかもしれませんが、そこはあくまでもデジタルだということで・・・。
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- メガネフレームショップ曽我
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