2009年10月13日
初めて日本海を渡る~粟島へ・・・一日だけの冒険。
ある秋の日、メールチェックすると、さいわい注文も入っていない(さいわいではないけど)。
今日は何の予定もない。連休で奥さんもお休みだし、秋晴れである。
そこで、ひらめいた。「今までの人生で一度もやったことがないことをやってみよう。」
で、新潟県に住んでいながら、佐渡が島と粟島には行ったことがない。
じゃ、粟島という方向で・・・。奥さんに「これから、粟島行こう!」と電話をし、
ネットでカタカタカタと粟島への行き方を調べてプリントアウト、出発!
岩船港に着いて、高速船に乗る。55分で粟島に着くそうである、意外と早い。
が、しかし、これから地獄が待ち受けていようとはこの段階では
バカな私は予想することすら出来なかったのである。
ゆっくりと出発すると、ゆれるゆれる。奥さんはジェットコースターみたいだとはしゃいでいる。
ちょうど、一番ゆるいジェットコースターぐらいのゆれで縦に揺れる。一秒ごとにおぞましい縦ゆれ(落ち)が襲ってくる。めまいと吐き気が襲ってくる。いわゆる「船酔い」というやつだと気がついたときは遅かった。
佐渡島と粟島には行ったことがないわけだから、当然船にも乗ったことはなかったので知らなかったのだ。奥さんは情けないと笑っているが、本人は死にそうなんだけどな。
で、粟島到着。滞在時間は2時間半、ほとんど死んでいました(写真無し)。で、帰ることに。(はやっ)
帰りは大型フェリー。ゆれを覚悟していたが、まったくゆれない。ぜんぜん快適。
しかも料金は高速船よりも格安。最初からコレにするべきだったと思うが後の祭り。
粟島が遠ざかっていく・・・・。
上のデッキで風に当たる。まだ風は冷たくない。天気はよい。眺めは最高。
360度のパノラマはとてもすばらしい。奥さんはビールなんか飲んでいるが、私は運転なので缶コーヒー。そういえば、まだ何も食べていなかった。粟島くんだりまで出かけていって、お昼も食べずに帰ってくるなんて、マヌケの代表みたいなものである。
徐々に日が落ちてくる。このあと、とてもすばらしい光景を見ることが出来た。
コレだけでも、来た甲斐があったと思う。無理にでもそう思うことにする。
(クリックで拡大)
太陽の横に虹みたいなものが見える。これが「幻日」かー、はじめてみた。
「幻日」だけど、現実的な光景じゃないな、フフフと一人で笑う。
(クリックで拡大)
港に近づいてくると、夕日が沈んできた。かもめも寄ってくる。
(クリックで拡大)
75-300mmをISO200、F8パンフォーカスで手持ちで流し撮り(流れてないけど)!むちゃである。
夢中でシャッターを切る。よし、決まった。たぶん声に出していたかもしれない。
まわりの人の視線が冷たい。
(クリックで拡大)
港についたころにはちょうど日が沈みかけていた。
(クリックで拡大)
雲で夕日は見えないけど、なんかすごい雲だ。
(クリックで拡大)
船を降りてまだ写真を撮っている私に「早く帰ろう」と私の奥さん。
「これからまだマジックアワry・・・」今日は醜態をさらして迷惑をかけたので、
黙ってあとを追うことにする。
というわけで、人生初のトホホな船酔い体験のお話でした。
おわり。
- メガネフレームショップ曽我
- at 16:37
comments
初海外旅行おめでとうございます!
私も粟島は1度だけ行った事があります。
海の幸は最高!
そんな事はおいといて。
モデルのような奥様に夕日の写真にはまいりました。
下から2~5枚、感動もんです!
特に5枚目は不思議な写真ですね~
何で海がああなるの?
>夢中でシャッターを切る。よし、決まった。たぶん声に出していたかもしれない
判ります。見てる私が「やったー」と口にしてしまう、一瞬お見事です。
さりげない文脈からご夫妻での素敵な時間が充分伝わってきます。船酔いはお気の毒でしたけれど、それも思いで?写真の配置等も学ばせていただきました。
本日もごちそうさまでした。
アゴスさん
こんばんは!
「わぁ~い!!!」
凄い幻想的な夕焼けの写真にうっとりです(∩.∩)
こんなに綺麗な夕焼けを撮影することができたのなら船酔いもOKですね(^_^;)
>船を降りてまだ写真を撮っている私に「早く帰ろう」と私の奥さん。「これからまだマジックアワry・・・」
これからまだまだ幻想的な夕焼けが続くのに・・・アゴスさんも奥さんには気を使っているんですね( ̄m ̄*)
こんばんは!
見事に船内での写真ばかりですね~。
ちょっと受けました!!
でも夕日の写真は見事です。
転んでもただでは起きない姿勢、見習いたいです♪
こんばんは。
粟島への試練、私も体験したのでよ~く分かります!!
それが2度目の粟島行きが実現しない理由でもあります(笑)。
>決まった。たぶん声に出していたかもしれない
…の写真、スゴイです!その声を聞いてみたかった!
これは私が知っている粟島汽船の海と空ではありません。素晴らしい!!
それにしてもマジックアワーが惜しかったですね…、超~残念!!
こんばんは〜
スタッフKAYO-Pと見ていて、
ツッコミどころ満載でかなり受けました(*^_^*)
粟島か佐渡で迷ったら
フツー佐渡だろ!
マジで船内の写真だけ?
粟島行って、何も食ってないって・・・
日帰りかよ(◎-◎;)
みたいな・・・(*^^)v
夕日の写真がPSの歪みかシアーかけたみたいで
現実のものとは思えないおもしろさです(^^)
アゴスさん こんばんは
船に乗り撮影は やはり船酔いしやすいみたいです。
昔 テレビ局のカメラマンが船に乗るとき
ウィスキーをストレートでグィっとやっていました。
先に酔ってしまえばいいそうです♪
でも 運転がありますからね(悲;
最後で盛り上げましたね。
ず〜っと はまり込んでしまいました♪
おはようございます
いづみ屋旅館にいます
女将に推められて拝見します!
>「幻日」だけど、現実的な光景じゃないな、フフフと一人で笑う。
めずらしいっすね
駄洒落っすか!
>夢中でシャッターを切る。よし、決まった。たぶん声に出していたかもしれない
素晴らしいですね
感動でしょう!
こういう一枚が撮れると1日満足ですよね
>港についたころにはちょうど日が沈みかけていた。
私の好みの1枚はコレッ!
またよろしくお願いします
新潟米販売おやじさん、
新潟県人の定番ギャグ、佐渡や粟島へ行って海外旅行(笑)。
私もそのオヤジギャグをこのたびめでたく使えるようになりました。
奥さんはおいといて、海がああなるのは船が作る波のせいです。
ティンカーベルさん、
ありがとうございます。
ある意味、強烈な船酔い体験がこの日のハイライトだったと思います。思いつきのノープラン日帰り旅行は無謀でした。
溶射屋さん、
ありがとうございます。
夕日が沈もうとするこの数分間がなかったら、この日は散々な一日だったでしょう。大自然に感謝です。
素肌美エールさん、
2枚目の写真なんか左が着いたときの船で右が帰るときの船ですからね、その間の一番肝心なことはどこに行ったんだってことになりますよね。あえてそうしたんですけどね。
いづみや女将さん、
同志発見!
「粟島へは高速船に乗るな、フェリーで行け!」が今回の貴重な教訓です。
今度泊りがけでゆっくり行く予定です。
今回はその下見みたいなもの。
夕日の写真は本来ならおまけなんですけど、メインになってしまいました。
twinsさん、
今回はむちゃな企画だったので、写真もあまり撮らず、どうやって記事にすんべえと考えたのがこの記事です。
ボケまくって、これで爆笑だな、フフフ。と書いた時は思ったのですが、まだまだ修行が足りないようです。Z400GP大先生に弟子入りしようかな。
かいりさん、
行きの高速船は船が高速で走り出したとたん、船酔いになってしまって、その間は写真は一枚も撮れませんでした。
こんなぐだぐだの道中記でも、お楽しみいただければ幸いです。
伯爵さん、
ということは、荒川の経営革新塾が終わったところですね。
> めずらしいっすね駄洒落っすか!
めずらしく、下手な駄洒落で大すべりです(恥)。
一日の中でも数分間しかない日が沈む時間を捉えることが出来てこの日は満足でした。粟島まで行く必要があったかどうかは別として・・・。
こちらこそよろしくおねがいいたします。
モニターの前で思わずニヤニヤしちゃいました(苦笑)
おもしろ記事でとっても良かったです☆
・・・って言っても、船酔いは本当にキツイですよね。
私もかなり乗り物酔いするほうなので、
以前佐渡フェリーでも死にそうになりました(大汗)
心中察します。
サッシーさん、
おもしろくてよかったです。ん、苦笑?
船酔いのきつさは想像以上でした。
このまま死ぬんじゃないかと思うくらいキモチ悪かったです。
こんばんは。
思いつきの行動とハプニングはテッパンです(*^_^*)
アゴスさんでも珍プレーやらかすんですね(*^^)v
最後に奥さんから顔面蒼白のアゴスさんの写真を撮ったヤツでも載せてほしかったなぁ(●^o^●)
それにしても下から4番目の夕日に翼が重なってるヤツ、イイですねぇ。
なんか、海の神様の元へ、使いが帰っていく感じです。
こんばんわ。
なるほど。船酔いのせいで前半は画像が少ないんですね。(^^;)
夕焼けの画像がどれも素敵で見入っちゃいました。
あの~、ひとつ思ったンですけど・・・。コレだけのカメラの腕があるんですから、わざわざ笑いを取りに行く必要は無いのでは?(^^;)
こんばんは☆
人生初粟島ですか!?
佐渡も行った事がなかったのですね。
私は小学生の時に初粟島だったのですが、
アゴスさんと一緒で、
行きのジェットで船酔いし
帰りのフェリーは大丈夫でした。
泊りだったので海の幸は食べてきましたが。。。
夕日の写真綺麗ですね~!!
奥様もお綺麗です(^^)
マッシー・・・いや、サッシーばりの即決行動には驚きましたが
写真、文、共に楽しませてもらいました。
しかし、せっかく粟島まで行ったのになんにも食べて来ないとはね(笑)
よし!いつものメンバーでリベンジ行きましょう!!
o( ̄O ̄)o
新潟の地理的な感覚が分からなかったですが、twinsさんのコメントを見てよく伝わりました。
大冒険でしたね!
おもしろいです。
Z400GP さん、
確か彼女のカメラ(ハーフサイズフィルム一眼)で私の写真を撮ってたはず。公開はしませんがね。
もし、海の神様の元へ、使いが行くのであれば、この世から船酔いを無くしてくださいと伝えて欲しいです、マジで。
サンクリーン塩尻 さん、
写真が少ないというより、着いてから帰るまでの写真は一枚も無いです。
>わざわざ笑いを取りに行く必要は無い
がーーーーーーーん!
延本石油の嫁 さん、
まったく同じですね。
今度はぜひ泊まりで行きたいです。
それにしても、粟島というところは見事なまでに何も無いところですね。釣りでもしなきゃやることが無いところだと感じました。
komeya3 さん、
ありがとうございます。
メンバーで行くんだったら、遊覧船とかあまり揺れそうにない船とかがいいですね。
素肌美エール さん、
無計画な行動は慎むのが大人なのだと感じました。
ブログネタにはなりましたけどね。
こんばんは。
粟島へ行かれたのですね…。
カーフェリーではなく、高速船で、良かったですね‼
カーフェリーですと、2倍の時間が、かかりますからね。酔いも2倍…。(^_^;)(^_^;)
粟島、懐かしいです‼
昔の彼女との良い思い出を、思い出してしまいました…(*^_^*)
奥様の写真をみようと、画像の所を、クリックしても大きくなりません…。おかしいなぁ~~(*^_^*)
いそべの若大将さん、
帰りはフェリーで帰ったのですが、それが不思議なことにまったく酔いませんでした。揺れの性質が違うのか、それとも慣れたのかわかりませんが・・・。
あの写真はあれでも精一杯なので・・・。
すごい迫力の写真で感動しました。
これが本当に船酔いした人が撮った写真なのか!と驚きました(笑)
私もいつか(撮れる日が来るとしてもだいぶ先のようですが(^_^;)撮ってみたい・・・撮れたらいいなぁ~・・・撮れるのだろうか?(=_=)
「カモメと夕陽」が一番ガツンと来ました。
すごく好きです。
まるさん、
ありがとうございます。
この、夕日が沈む前後数分間、なぜが憑かれたように復活しました。普段経験しない強烈な経験をしたあとだと、変に感性が研ぎ澄まされるような気がしましたよ。
>粟島くんだりまで出かけていって、お昼も食べずに帰ってくるなんて、
マヌケの代表みたいなものである。
確かに。
でも、素晴らしい写真が撮れましたね~
私は腹減ってないので感動しました。
新潟米販売おやじさん、
一年半も前の記事にコメントありがとうございます。
というか、1年半前もコメントいただいていますね。
たいへん光栄であります。