God is in the details(神は細部に宿る)|ソガネットドットコムBLOG

2008年08月18日

God is in the details(神は細部に宿る)

God is in the details(神は細部に宿る)
前衛建築家のミース・ファンデルローエもしくは(諸説ある)美術理論家のヴァールブルク(いずれもドイツ人)が言った言葉です。
「細かなディティールを疎かにしては全体の美しさは構築できない。」「細部の論理を維持していくことで、全体の論理が機能する。」という意味です。細かくこだわったディテールこそが作品の本質を決定するということなのですが、美術、音楽、文学など芸術で優先されるのは作品全体の価値なわけで、最終的にはディテールは全体に統合されなければ意味が無いとも言えます。
この「God is in the details」は西洋美術の本質的な考え方なのですが、日本にも「八百万(やおろず)の神」という考え方がもともとあり、日本人のクリエーター、たとえばわかりやすいところで言えば宮崎駿や大友克洋などのアニメ関係の方も盛んに言及していますし、最近ではアートやデザインの分野のみならず、スポーツやマーケティング、モノ作りの分野からエコロジーの考え方まで言われる場合もあるようです。私も何かするときはいつもお題目のように唱えています。「たとえ目に見えない部分でさえもおろそかにすれば全体のクオリティーは落ちてしまう!へたこくと台無しになってしまう!」と考えています。ま、言うは易しですけどね。実行するのは難しいです。

「大切なものは、目に見えない(星の王子さま)」のです。

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アゴスさん

こんばんは!


「んんんn!奥の深い言葉ですねぇ!」

簡単に言えば見えない場所・・・例えばトップコーティングによって隠れてしまうアンダーコートにも手を抜かないと言うことなのでしょうね?

絵心は全くないので勉強になります。

溶射屋さん、
必ずしも必要ではない(かもしれない)ことに魂を入れることは大事だということだと解釈しています。

こんにちは。

>「大切なものは、目に見えない(星の王子さま)」
 うん、うん、と頷きました。
 でも、アゴスさんが言ったとなると
 星の王子様でなく、お絵かき王子でしょうか?
 (^_^)
 

  • 3 あい
  • 2008年08月19日 19:25

下の絵といい、この言葉をアゴスさんの
真髄にしているところといい、アゴスさんの
画像編集の細かいところへの心配りに
納得が出来ます。

すごい絵を描かれているのですね。
完成画のブログアップ楽しみにしています。

あいさん、
お絵かきおじさんです。

お菓子処東京堂のどらさん、
写真や絵に限らず、例えばWeb制作なんかでも、そんな細かいところまでこだわったって意味が無いとよく言われますが、一生懸命やっていることへの理由付けは大事だと思います。

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