「枯葉」でいちばん好きな演奏|ソガネットドットコムBLOG

2007年11月02日

「枯葉」でいちばん好きな演奏

瓢湖水きん公園(1)
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枯葉(Autumn Leaves)といえば、ハンガリーの作曲家ジョゼフ・コズマがバレエのために作曲、後にフランス映画のテーマ曲になり、シャンソンの定番となった有名な曲です。
現在に至るまで、いろんなアレンジでいろんなアーティストが演奏しています。
なかでもジャズスタンダードにはたくさんの名演奏があり、とても好きな曲です。

そこで、JAZZで「枯葉」といえばどれが一番の名演奏だろう?という難解な命題にぶちあたります。
JAZZボーカルではサラ・ヴォーンとかシナトラとかナット・キング・コールが思い浮かびますが、今回はヴォーカルは抜きにしてインストのみで考えてみることにします。
私のCD棚の中から「枯葉」が入っているCDはどれくらいあるのだろうと、探してみますと、ビル・エヴァンス、マイルス・デイビス、スタンリー・ジョーダン、木住野桂子、チック・コリア、キース・ジャレット、ウィントン・ケリー、ゴンザロ・ルバルカバ・・・・とこれだけ見つかりました。
その他思いつく有名な「枯葉」にはジョー・パス、オスカー・ピーターソン、チェット・ベイカー、MJQなどがあります。

その中でベストスリーを選ぶとしたら・・・・。

3位「サムシングエルス」-キャノンボール・アダレイ(BLUE・NOTE)のなかの「枯葉」
・名義はキャノンボールですが、契約の関係上のことで、実質マイルス・デイビスのアルバムです。
事実、この曲でのマイルスの演奏は素晴らしい。イントロのミュートトランペットから始まり、マイルスの泣きのソロは心を揺さぶられる。まさに名盤とはこのアルバムのこと。

2位「スティル・ライブ」-キース・ジャレット・トリオ(EMC)のなかの「枯葉」
・スタンダードとかジャズとか超えてしまっている、キースはこれより他にも「枯葉」を演奏していますが、このライブでの演奏が一番、とても長い曲だが原曲とは離れてしまっている長いソロの部分が最高にテンションが上がって最高です。

1位「ポートレイトインジャズ」-ビルエバンス・トリオ(Riverside)のなかの「枯葉」
・ビル・エバンスもいろんなトリオでこの曲を演奏していますが、スコット・ラファロ(b)が在籍していたときのこのアルバムの「枯葉」が一番です。このアルバムには2つの異なるテイクの「枯葉」が収録されています(ステレオとモノラル)、どっちがいいかというと断然モノラルテイクのほうがいい演奏です。スコット・ラファロのベースが超かっこいいからです。

瓢湖水きん公園(2)
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●Youtubeでの「枯葉」です。

Bill Evans Trio - Autumn Leaves

・これはベースがエディー・ゴメスの時代のライブです。
Keith jarrett Trio - Autumn Leaves
・いつの演奏かは不明。
Stanley Jordan plays "Autumn Leaves"
・驚愕のギター演奏、最初聞いたときはぶっ飛びました。

comments

こんばんは
アゴスさんはこだわりの方ですね。

枯葉は渋いヴォーカルで聞いた記憶があります。おおくのアーティストが手がけているのですね。

私のお年頃の頃はフージョンが主流でした。
寝ても覚めてもずーと音楽を聞いていたよう
に思えます。音楽っていいですね。

お菓子処東京堂のどらさん、
枯葉といえば普通はボーカルですが、インストも良いです。特にピアノトリオ。
私もどらさん同様、夜も昼も、降っても晴れても、音楽を聞いていた時期がありました。

アゴスさんのジャンルの広さにびっくり年式という垣根の無さを感じました。ジャズについて話をする人もいなくて一人オスカーピ・ーターソンのライブにいったり,古いジャズアルバムを懐かしむこともありますが、落雷でコンポ一式Xになってそのまま・・・・今は別なことで追いまくられています。余裕を取り戻すためにやること,ネバナラナイこと,逃げないでやっております。(不手際なのかも!)私の達成感の積み立ての為に・・・・
いつも素晴らしい写真をありがとう!

加藤 博子さん、
オスカーピ・ーターソンは上品なタッチとクリアな音質、超絶テクニック・・・素晴らしいピアニストですね。
ライブに行かれたことがあるとはうらやましい。
大きな会社を経営なされてると私のようなものには分からないご苦労があるのですね。頑張ってください。

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